男の葉酸サプリ摂取で何が変わる?

男の葉酸サプリ摂取で何が変わる?

妊活中、妊娠中の女性にとって、葉酸は必要不可欠な栄養素であることは有名かと思います。
しかし、実は男性にとっても葉酸は必要不可欠な栄養素であると言う事はあまり知られていない事実です。
そこで今回は、葉酸が与える男性への効果について、ご紹介したいと思います。

 

葉酸が与える男性への効果とは?

男性が葉酸を摂取すると一体、どのような効果がもたらされるのかについてはあまり
知られていません。
これまでは子宮内膜を厚くして、着床率をアップする、胎児の細胞分裂を促したり、授乳期に起こりやすくなる貧血を予防・改善するなど女性が葉酸を摂取することで
どのような効果がもたらされるのかについてばかり、取り沙汰されてきました。

 

しかし、近年、アメリカ、カリフォルニア大学バークレー校パブリックヘルスの
ブレンダ・エスケナジ ( Brenda Eskenazi ) 氏の研究によって、葉酸の摂取量と精子の染色体異常には深い関係があり、男性が葉酸を摂取することで、精子の染色体異常のリスクを低減させられるということが明らかとなりました。

 

若く健康な男性であっても1~4%程度の奇形(染色体異常)の精子を持っていると言います。
ブレンダ・エスケナジ ( Brenda Eskenazi ) 氏は染色体異常がある精子の数と葉酸の摂取量の関係性について研究を行いました。
89人の非喫煙者を葉酸摂取量の多いグループと葉酸摂取が少ないグループに分けて、
2つのグループの精子サンプルを分析したところ、葉酸摂取量の少ないグループと比べて、葉酸摂取量の多いグループの方が不妊、流産、ダウン症候群、ターナー症候群、クラインフェルター症候群などのリスクを高めると言われる染色体異数性が20~30%低くなることが分かったのです。

 

精子が作られるまではおよそ4ヶ月程度かかりますので、男性の場合は、妊娠する4ヶ月前に葉酸を摂る事で、葉酸の効果をしっかりと得る事が出来ると言います。

 

葉酸の摂取量と精子の染色体異常の関係性についての研究は、これが初となりますが
実はそのメカニズムについてははっきりとは解明されてはいません。
しかし、今後も研究は続いて行くでしょうからその解明も遠くはないでしょう。

 

葉酸の摂取量に注意!

厚生労働省では、妊活中ではない成人男性の場合、1日240μgの葉酸摂取を推奨しています。耐用上限量は、1300μg~1400μgです。
この葉酸量は、食事による葉酸量となります。

 

葉酸は、毎日の食事から摂取し続けていくことは難しいので厚生労働省では葉酸サプリメントによる葉酸摂取を推奨しています。
特にモノグルタミン酸型の合成葉酸サプリによる摂取を推奨しています。
推奨量は、140μg、耐用上限量は764μg~823μgです。
合成葉酸サプリは吸収率が高いので、上限量を超えて摂取すると過剰摂取となり、食欲低下、不眠、痒み、吐き気などの副作用を引き起こしますので、注意しましょう。
葉酸サプリによってはたった一粒で400μgの葉酸を摂れるものがあります。
2粒では上限量近くとなりますので、いくら葉酸が健全な精子をサポートしてくれるからと言え、たくさん飲めば、健康を害してしまい、妊活どころではなくなってしまいますので、注意しましょう。
葉酸を多く摂りたいという方は、食品から葉酸を摂ると良いでしょう。
葉酸は水溶性のビタミンなので、食品から多く摂っても体内に蓄積されることなく、余分な葉酸は、尿として体外へ排出されていきますので、過剰摂取の心配はありませんので、安心して積極的に摂っていただけます。